Life with

あなたは愛犬に感謝の言葉をかけるとしたらどんな言葉をかけますか?


「いつも幸せな気持ちにしてくれてありがとう」

「たくさんの友達と繋いでくれてありがとう」

「あなたのおかげで○○ができるようになった!ありがとう」

「素敵な趣味が新しくでき、知り合いの輪も広がったよ!ありがとう」

・・・


それぞれあることと思います。

実はそれが、それが愛犬と出会い、暮らした意味なのです。

そしてそれを今度はあなたが身近な人や社会に還元するために行動に移していくことが、愛犬が虹の橋を渡った後も”共に生きる”ことに繋がっていきます。

犬からのメッセージ

ロイという犬がいました。

私が初めて一緒に暮らした犬です。

暮らしはじめた当初、それはもう毎日が楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。

ちょっとしたお出かけや日々の散歩、カフェでのんびりとくつろいだり、友達と遊んだりする姿を見ては微笑んだり、時には旅行に行ったりと。

当時やっていたブログのおかげで、全国にも友達ができてわざわざ会いに来てくれたりと犬友達とのご縁もどんどん広がっていきました。北海道から九州までそれこそ日本全国に。


時々、ちょっと体調がすぐれない時もあり病院に行ってもはっきりした原因はわからないままでした。

7歳の頃、ひどい顔の腫れと嘔吐で3日ほど入院することになりました。

その時に行っていた病院ではやはりはっきりとした原因がわからず、退院後良いと言われる病院に行きまくり、それを探ろうとしました。

何件目かの病院で、時たま悪くなる体調の原因がはっきりしました。

「門脈シャント」という病気でした。

門脈シャントとは血管と大静脈血管の間に異常な血管ができる病気で本来肝臓で解毒されるはずの様々な毒素が解毒できず、その毒素が体に回ってしまうという病気です。

その時に先生から告げられたのは「よく持って2年」という余命宣告でした。

シニアに入る手前ということもあり悩みに悩みました。手術をしても助からない可能性もあるとのこと。

妻とも毎晩のように話し合った結果、手術はせずにできるだけのことをしてあげようということにしました。

療法食や定期的な通院、その他にお灸やサプリメントなどなど食生活や犬の体のことなど勉強しつつ良いと思われることは日々の生活に取り入れていきました。


その中の一つにヒーリングがありました。

あるご縁があってエネルギーワークをしてる人にロイにヒーリングを施してもらった後、その扱い方を教えてもらい、日々実践することになりました。


一方でその時勤めていた会社での問題もありました。

休みもほとんどなく帰宅が毎日夜遅く、徹夜になることもしばしば。

かなり複雑な人間関係ということもあり、ちょっとした鬱状態に陥っていました。


毎晩、ボロボロになった私を心配そうに見ているロイがいました。

いくら取り繕っていてもやはり犬のその敏感な感覚の前では隠せませんね。

彼は自分の体がしんどいのにもかかわらず、いつも私に寄り添ってくれていました。

このままではいけないと哲学書を読みあさったり、心理学を勉強したり自分の心の在り方を見つめる時期でもありました。

心理カウンセラーの試験にも合格し、その時の状態や自分の心と向き合い改善して行く知識や技術が身につきました。

それらを日々の中で実践してるうちに理論理屈ではない世界があるなと強く感じ、いろいろと調べてみるとそこにレイキヒーリングというものがありました。

エネルギーの扱い方を教えてもらって、日々実践していたおかげなのかどうかはわかりませんが、伝授してもらう時にとても不思議な体験をしました。

レイキマスターとなった私は、早速それを日々のロイの体のケアに取り入れました。

もちろん自分の心にも。


余命2年と告げられて、結果13歳になるまで6年も生活を共にすることができました。


彼自身の私たち家族に対する思い、療法食やさまざなケアということもあったのだろうと思います。


13年のロイとの生活で残した写真は十数万枚にもなります。

ロイの死後、静かに振り返りつつ、彼は私に何を伝えたかったんだろう。病気になりながらもその小さな体で一生懸命に伝えようとしてくれたことはなんだったんだろうと、ふと思いました。

感謝と実践

一番に挙げられるのは、やはり写真のことです。

一緒に見た夕焼けや青い空、白い雲や輝く緑。

特別な場所に行かなくとも、普段の散歩の中でそれらはとても美しく癒されるものでした。

恐らく”犬との散歩”ということがなければ気づかなかったであろう空の移り変わりや風の音、道端に咲いている花や季節の変わり目にとても敏感になったんだろうと思います。


自然界と人とを繋げてくれる存在でした。


なので私の撮る写真は、1枚の写真の中で空や雲、緑が多くの割合を占めています。

構図とか背景の処理とか露出とか、その他写真的に言えばたくさんありますが一番はそれが”心地良い”からです。


シャッターを切る=心が動いた瞬間。

ですからね。


たくさんの気づきを与えてくれる写真というものにここまでのめりこませてくれた事、撮影した写真をお渡しした方がとても喜んでくれていたことに心から感謝しました。


決して目で見ることのできないものをそこに感じ、写真としてカタチあるものに残していくことは私がロイから授けられたものなんだと思います。


対犬のことだけではなく、生活、人間関係、日々の中で起こる出来事、人生の全てにおいてそれらはとても複雑に絡み合い、絶妙のタイミングで目の前に現れます。

愛情深く育て、一緒に暮らし、無償の愛で常に寄り添ってくれる犬たち。

人生の中で、生活の中であなたが愛犬に向ける思いや愛情はとても大きなものだと思います。

その愛情からの気づきと実践は自分だけでなく周囲へもその愛をもたらすこと。

”ただの小さきものの死”で終わらせるのではなく、自分が愛犬と暮らした意味を感じ、それを実践し、社会に還元していく。


それが、その仔が肉体を持たなくなっても「共に生きる(Life with)」ということだと思います。


私は愛情深く育てた仔とその飼い主さんをファインダーの中で捉え、シャッターを切るたびに癒されています。

「あぁ、この瞬間ロイと一緒にいるんだな」

と心から感じることができるからです。

共に生きる姿を

身近な自然の中で、いつもの散歩道で、お気に入りのカフェで・・・

あなたと愛犬の魂と魂のきらめきを飾ることなく。

そんな1枚の写真や1冊のフォトブックが、日々仕事や家のことに追われ、ついついおろそかにしてしまいがちな自分の心を見つめる、癒される・・そのように眺め、感じていただき少しでもあなたと愛犬との生活がより豊かなものになりますように。